ノウハウ

クリスマスケーキの箱は9月に決める ― 12月に慌てないための逆算

洋菓子店にとって、12月24日と25日は1年でいちばん数が動く日です。ところが「箱が間に合わなかった」「思っていた箱が手に入らなかった」という話は、毎年どこかで聞きます。そしてその多くは、11月に動き始めた結果として起きています。

逆にいえば、9月から10月のうちに決めておけば、ほとんどは避けられます。この時期にやっておくべきことを整理しました。

なぜ9月なのか

理由は3つあります。

  • 名入れ・特注の箱は製造工程が入るため、既製品より前に決める必要があります。版の作成が必要な場合はさらに前倒しになります。納期は商品や仕様によって変わるので、早めにご相談ください
  • 既製品であっても、11月から12月は全国で同時に需要が立ち上がります。人気のサイズ・色から在庫が動くため、選べる範囲は時期が遅くなるほど狭まります
  • 決めるべきものが箱だけではないためです。手提袋・保冷剤・中敷まで含めると、確認する項目は思っているより多くなります

号数と箱のサイズ

ケーキの「号数」は直径を表し、1号がおよそ3cmです。したがって号数と直径の関係は次のようになります。

  • 4号 ― 直径およそ12cm(2〜4人分の目安)
  • 5号 ― 直径およそ15cm(4〜6人分の目安)
  • 6号 ― 直径およそ18cm(6〜8人分の目安)
  • 7号 ― 直径およそ21cm(8〜10人分の目安)

注意したいのは高さです。同じ5号でも、生クリームのデコレーションやチョコプレート、キャンドルの分だけ上に伸びます。箱の内寸高さが足りないと、せっかくのデコレーションが蓋に当たります。定番商品であっても、実際に完成したケーキの高さを一度測っておくことをおすすめします。

箱以外に決めておくもの

毎年ここで慌てるのが、箱そのものではなく周辺の資材です。

  • 中敷・ケーキトレー ― 箱の中でケーキが動くと、持ち帰りの途中で崩れます。号数に合ったサイズを選びます
  • 手提袋 ― 意外に見落とされます。箱は決まったのに袋に入らない、というのは実際に起こります。箱の外寸を測ってから選んでください
  • 保冷剤・保冷袋 ― 冬でも必要です。お客様が持ち帰るまでの時間を想定して、サイズと数を決めます
  • ケーキピック・キャンドル・メッセージプレート ― 数が読みにくく、足りなくなりやすいものです
  • 包装用のリボン・シール ― 屋号入りのシールは、箱を特注しなくても店の印象を変えられる手軽な方法です

逆算のスケジュール

  • 9月 ― 使う箱のサイズと仕様を決める。現物のサンプルで、実際のケーキが収まるか確認する
  • 10月 ― 数量を決めて発注する。名入れ・特注品はこの時期が実質の締切と考えてください
  • 11月 ― 納品と検品。届いた箱を組み立ててみて、ケーキ・トレー・手提袋の組み合わせを最終確認する。保管場所も確保しておく
  • 12月 ― 本番。予備をどれだけ持つかは、前年の実績から決めます

前年に何をいくつ使ったかが分かっていれば、この作業はずっと楽になります。今年の12月が終わったら、使った数を控えておくと来年の自分が助かります。

中京容器としてできること

ケーキの号数と、完成した状態の高さをお知らせいただければ、収まる箱と、その箱が入る手提袋を組み合わせてご提案します。現物は愛知県豊山町の店舗で実際にお手に取ってご確認いただけます。ケーキ箱・和菓子箱・デザートカップ・保冷剤・パン袋まで、洋菓子店・ベーカリーで使う資材はひととおりお取り扱いしています。

屋号入りのシールや名入れの箱も、小ロットからご相談を承っています。まずは今年の予定数量だけでも決まりましたら、お気軽にお声がけください。

※本記事の号数と直径の対応は一般的な目安です。商品の実寸・在庫状況・納期は商品によって異なりますので、具体的なご検討にあたっては当社までお問い合わせください。

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